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【施工管理】建築現場における外国人技能実習生受け入れのメリット・デメリット

建築現場における外国人技能実習生受け入れのメリット・デメリット

近年、建設業界では人手不足が深刻化しており、その解決策の一つとして外国人技能実習生の受け入れが進んでいます。

制度の中心となっているのが、外国人技能実習機構が監督する技能実習制度です。

建築現場や施工管理の立場から見た場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

 

メリット① 人手不足の緩和

建設業は高齢化が進み、若年層の入職者が減少しています。

そこで技能実習生の存在は、現場の労働力を補う貴重な戦力となります。

特に型枠工事や鉄筋工事、内装工事など、慢性的に人材が不足している職種では即戦力として活躍するケースもあります。

施工管理の立場から見ると、工程遅延のリスク軽減につながる点は大きな利点です。

 

メリット② 現場の活性化・国際化

外国人材が加わることで、現場の雰囲気が変わり、コミュニケーションの工夫や安全教育の見直しなど、組織全体の改善につながることがあります。

多様な文化背景を持つ人材との協働は、管理者自身のマネジメント力向上にも寄与します。将来的に海外展開を視野に入れる企業にとっては、国際感覚を養う機会にもなります。

 


 

一方で、課題も少なくありません。

デメリット① 言語・安全管理の課題

建設現場では安全確保が最優先です。

しかし、日本語理解が十分でない場合、KY活動や作業指示の伝達に時間がかかります。

施工管理者は、図や写真を活用した説明、やさしい日本語の使用など、従来以上の配慮が求められます。

安全教育の徹底には追加の時間とコストが必要となります。

 

デメリット② 教育・定着コスト

技能実習は「労働力確保」ではなく「技能移転」が目的です。

そのため、教育体制の整備が不可欠です。

指導担当者の負担増加や、生活面のサポートなども含めると、短期的にはコスト増となる可能性があります。

また、実習期間終了後に帰国するため、長期的な戦力として定着しにくい点も経営上の課題です。

 


 

施工管理に求められる視点

技能実習生を受け入れる現場では、「安い労働力」という発想ではなく、育成パートナーとしての意識が重要です。

施工管理者は工程・品質・安全に加え、異文化マネジメントの視点も持つ必要があります。

受け入れ体制を整え、相互理解を深めることができれば、現場全体の生産性向上につながるでしょう。

 

建築業界が持続的に成長するためには、多様な人材との共生が欠かせません。

メリットとデメリットを正しく理解し、制度を適切に活用することが、これからの建設現場に求められています。

 

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