株式会社ビリーブ

【施工管理】海外人材が支える建設現場の未来

こんにちは。

株式会社ビリーブです。

 

――技・人・国、特定技能で広がる可能性とは。

建設業界では、慢性的な人手不足が続いています。

ベテラン層の引退、若手の減少、現場の高度化――これらの課題を乗り越えるために、多くの企業が「技・人・国」「特定技能」といった制度を活用し、海外人材の採用に力を入れています。
これらの制度は“働き手を増やすための仕組み”であるだけでなく、現場に新しい視点や技術をもたらす存在でもあります。


■ 技・人・国とは?

「技術・人文知識・国際業務(通称:技・人・国)」は、専門知識や技術を持つ外国人材が日本で働くための在留資格です。

建設業の場合、設計・積算・施工管理補助など、ホワイトカラー領域での活躍が期待できます。
専門性のある業務に就くため、知識の吸収が早く、業務効率化や組織の国際化にも貢献しやすい点が特徴です。


■ 特定技能とは?

「特定技能」は、日本で一定の技能と日本語能力を持つ外国人材が、現場での実務に携われる制度です。
建設分野では、技能試験に合格した人材が入国し、職人として工事を支えています。
特定技能の活用により、現場に安定した労働力を確保できるだけでなく、技能実習よりも長期的に働ける点がメリットです。


■ 人手不足を補うだけではない“価値”

海外人材が増えることで、現場には次のような良い変化が生まれつつあります。

  • コミュニケーションの仕組み化が進む
    図やチェックリストの整備など、「誰にでも分かるマニュアル化」が進むため、結果的に日本人スタッフの業務も効率化します。

  • 安全意識の向上
    言葉の壁を越えて安全教育を行うために、可視化・繰り返し教育が徹底されるようになり、現場全体の意識向上につながっています。

  • 多様な価値観が現場の活性化につながる
    “なぜこの工程なのか”“もっと別の方法はないか”など、海外人材の視点が改善につながるケースも増えています。


■ 共に働くために必要なこと

制度が整ったからといって、ただ採用するだけでは機能しません。
重要なのは、受け入れる側が「育成する環境づくり」を行えるかどうかです。

  • 翻訳アプリ・写真を使った指示の明確化

  • マニュアル、道具置き場などのラベル整備

  • 日本人側の異文化理解

  • 技能を積み上げられる評価制度

企業全体が“共に働く姿勢”を持つことで、海外人材は大きな戦力になります。


■ 建設業の未来は、多様性と共に前進する

人手不足が続く建設業界において、海外人材は欠かせない存在になりつつあります。
「支えてもらう人材」ではなく「共に成長する仲間」として迎えることで、現場のレベルはさらに向上し、企業の競争力も高まります。

建設の仕事は、国籍を超えて人と人が協力し合い、形にしていく尊い仕事です。
多様な仲間と共に未来の街をつくる――そんな時代が、すでに始まっています。