こんにちは。
株式会社 ビリーブです。
建設現場で安全性や効率を高めるために欠かせない考え方のひとつが、「5S」や「3S」です。
製造業や物流業でもよく使われる言葉ですが、建設業界においても現場運営の質を大きく左右します。
5Sとは?
5Sは日本発祥の職場改善の基本で、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の頭文字をとったものです。
整理:必要な物と不要な物を分け、不要な物は処分する
整頓:必要な物をすぐに取り出せるよう、置き場所・方法を決める
清掃:常に掃除をして、設備や道具を良い状態に保つ
清潔:整理・整頓・清掃を維持し、衛生的な環境を保つ
しつけ:決められたルールを守る習慣を身につける
建設現場では工具や資材が多く、安全性を確保するためにもこれらの習慣は欠かせません。
3Sとの違い
一方、3Sは5Sの中から「整理・整頓・清掃」の3つに絞ったものです。
現場によっては、まずはこの3つから徹底するケースもあります。
特に短期の現場や小規模工事では、最小限のルールを確実に守ることが効率化につながります。
建設現場での効果
5Sや3Sを徹底すると、現場は次のように変わります。
安全性の向上:資材や工具の散乱による転倒・ケガのリスクを減らせる
作業効率の改善:探し物の時間が減り、作業に集中できる
品質の安定:資材や工具の管理が行き届き、施工品質が向上する
チームワーク強化:ルールや環境が共有され、誰もが同じ基準で動ける
こうした効果は、日々の小さな積み重ねから生まれます。
5S・3Sは「文化」にすることが大切
一時的に取り組んでも、すぐに元の状態に戻ってしまうのが現場の常です。
大切なのは、5S・3Sを「文化」として根付かせることです。
朝礼や定期的な巡回チェック、写真によるビフォー・アフター共有など、目に見える形で意識づけを行うと継続しやすくなります。
施工管理職に求められる役割
施工管理技士や現場監督は、単に作業を指示するだけでなく、5S・3Sの浸透を現場でリードする役割も担います。
「なぜ必要なのか」をチームに伝え、自ら率先して行動することで、現場全体の意識が変わります。
安全で効率的な現場は、一朝一夕には作れません。
5Sや3Sを日々の業務に取り入れ、全員で共有していくことが、事故ゼロ・高品質施工への第一歩です。
私たちの現場でも、この考え方を大切にしながら、一緒に働く仲間を募集しています。
整理された現場で、安心して力を発揮してみませんか。