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【施工管理】1級建築施工管理技士――取得の難しさと、現場での広がる可能性

こんにちは。

株式会社 ビリーブです。


建築施工管理の分野でキャリアを築くうえで、大きなステップとなるのが「1級建築施工管理技士」の資格です。

この資格は、建設工事における施工計画の作成、現場管理、品質・安全・工程管理など、あらゆる場面で中心的な役割を担うことができる国家資格です。


合格までの道のりは簡単ではない

1級建築施工管理技士の取得は、決して簡単なものではありません。

まず、受験資格として、一定年数の実務経験が求められます。

そして学科試験、実地試験ともに専門性が高く、建築工事全般にわたる深い知識と実務に即した判断力が問われます。


特に実地試験では、「どのように現場を管理し、トラブルに対処してきたか」といった、自身の経験に基づいた記述が求められます。

単なる暗記では通用せず、これまでの経験をどれだけ論理的に整理し、具体的に表現できるかがカギとなります。

そのため、試験に向けては時間をかけた準備と、日々の現場での経験の積み重ねが不可欠です。

業務との両立に苦労する方も多い中で、合格までたどり着くには粘り強さと継続力が求められます。


資格取得後に広がるフィールド

苦労して取得した資格は、それだけの価値があります。

1級建築施工管理技士を取得することで、規模の大きな工事や官公庁案件の現場代理人としての任務を任されるチャンスが広がります。

また、発注者や協力会社との交渉・調整など、管理職としての役割が増え、裁量や責任も大きくなります。

マネジメント能力が問われる場面も増えるため、技術者としての視点だけでなく、「人を動かす力」や「全体を俯瞰する力」も必要になっていきます。

その分、達成感ややりがいも大きく、チーム全体をまとめながら工事を完了させることで得られる満足感は、何にも代えがたいものがあります。


将来を見据えた資格として

1級建築施工管理技士は、今後も建設業界で求められ続ける資格です。

少子高齢化による人手不足が進む中、資格を持ち、経験を重ねた技術者の価値はますます高まっています。

また、働き方改革やDXの進展により、現場の効率化や情報共有が進む中で、

施工管理技士には従来の枠にとらわれない柔軟な対応力も求められるようになっています。

資格を取得することで、ただ「できること」が増えるだけではありません。

「見える景色」そのものが変わり、キャリアの選択肢も一気に広がります。


1級建築施工管理技士の取得は、努力の積み重ねと地道な学びが必要な資格ですが、その先には大きな成長と新たな可能性が待っています。

より大きなプロジェクトに関わり、影響力のある立場で活躍したいと考える方には、間違いなく大きな武器となる資格です。

 

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