こんにちは。
株式会社 ビリーブです。
今回は、女性や外国人施工管理技士の推進策とは?についてのお話です。
建築業界は「男性中心」「力仕事が多い」というイメージがまだまだ根強く残っています。
しかし今、現場では女性や外国人の方々の活躍が増え、より多様な人材が求められる時代へと移行しつつあります。
とくに施工管理の分野では、きめ細やかな対応力やコミュニケーション力が重視されることから、性別や国籍に関係なく「人柄」や「適性」が活かされる環境が整いつつあります。
なぜ今、女性や外国人材が注目されているのか?
建設業界では、慢性的な人材不足が続いています。
特に施工管理技士の資格保有者は年々減少傾向にあり、技術の継承や現場の運営に支障をきたす恐れも。
このような背景から、これまであまり注目されてこなかった女性や外国人材にスポットが当たり、多様な人材が活躍できる土壌づくりが本格化しているのです。
女性が輝ける施工管理の現場とは?
実際、女性の施工管理技士はまだ全体の数%程度にとどまっていますが、その働きぶりは高く評価されています。
たとえば、
・現場での丁寧な説明や対応
・細やかなスケジュール管理
・チーム全体の雰囲気づくり
など、女性ならではの視点や配慮が現場のスムーズな運営につながっているケースも多く見られます。
最近では、女性専用の更衣室・休憩室を整備したり、育児との両立が可能な勤務体系を導入したりと、企業側のサポート体制も進んでいます。
外国人材の力も重要に
国際的な人材交流が進む中、外国人の施工管理技士や見習い技術者の採用も少しずつ広がっています。
日本語でのコミュニケーション力が求められる分野ではありますが、
・技術に対する熱意
・高いモチベーション
・多文化に対する理解
といった面での強みが光ります。
国際的な研修制度や、日本語・技術指導のフォローアップ制度を取り入れる企業も増え、多様な文化背景を持つ人材が安心して働ける環境づくりが進んでいます。
国・業界全体の取り組みも後押しに
国土交通省や建設業団体では、女性・外国人の建設業界での活躍を後押しするための施策を展開中です。
「建設業で働く女性の活躍促進に関する行動計画」
「外国人建設就労者受入事業」や「特定技能制度」
などがその一例で、制度としての後押しも徐々に整備されています。
これからの施工管理は“多様性”がカギ
施工管理という仕事は、単に現場を管理するだけではなく、「人と人をつなぎ、信頼を築いていく」仕事でもあります。
そのため、性別や国籍に関係なく、多様な視点や考え方が大きな武器となるのです。
これから建築業界を目指す方にとって、「自分にできるかな?」と不安に思う気持ちもあるかもしれません。
でも、時代は確実に変わりつつあります。
誰もが“自分らしく”働ける建築の世界が、すぐそこまで来ています。