株式会社ビリーブ

【施工管理】施工管理におけるSMARTの法則の活用法は?

こんにちは、ビリーブの藤井です(^^♪

本日はSMARTの法則について、そして施工管理にどう活用できるか探っていきたいと思います。

 

SMARTの法則とは?

SMARTの法則は、目標設定のフレームワークであり、効果的で現実的な目標を立てるために活用されます。

1981年にジョージ・T・ドラン氏が提唱したこの法則は、ビジネスや人事評価など多くの分野で利用されています。

 

SMARTは以下の5つの要素の頭文字を取ったものです。

1. Specific(具体的)

目標は明確で具体的である必要があります。

曖昧な表現ではなく、誰が見ても同じ認識を持てるほど明確にすることが重要です。

  • 目標設定

「〇年〇月〇日までに、〇〇マンションの改修工事を完了させる」

「〇〇工区のコンクリート打設を、〇日以内に〇〇立方メートル完了させる」

  • 進捗管理

「〇〇の進捗状況を、毎週月曜日に〇〇(担当者)が〇〇(報告書)で報告する」

「1日あたり○○㎡の壁紙の貼り付けを完了させる」

 

2. Measurable(測定可能)

目標の進捗や達成度を測定できる指標を設定します。

これにより、目標達成状況を客観的に評価できます。

  • 目標設定

「工期を〇〇日短縮する」

「残業時間を月間〇〇時間以内に削減する」

「工事の品質検査で不合格率を〇%以下にする」

  • 進捗管理

「進捗率を〇〇%で示す」

「作業員の労働時間を〇〇時間で記録する」

「使用材料の量を〇〇単位で測定する」

 

3. Achievable(達成可能)

目標は現実的で、努力によって達成可能なものであるべきです。

過度に高い目標はモチベーションを損なう可能性があるため、リソースや能力を考慮して設定します。

  • 目標設定

「現状の〇〇(リソース、人員)で達成可能な工期を設定する」

「過去の類似工事のデータに基づき、現実的な目標を設定する」

  • 進捗管理

「進捗状況に応じて、必要であれば人員や材料の追加手配を行う」

「天候不良など、不可抗力な要因も考慮に入れて進捗管理を行う」

 

4. Relevant(関連性)

目標は上位の目的や組織全体のビジョンと関連している必要があります。

これにより、目標が組織や個人の方向性と一致し、意義あるものとなります。

  • 目標設定

「会社の利益に貢献する工期短縮、コスト削減目標を設定する」

「顧客満足度向上につながる品質改善目標を設定する」

「従業員の安全と健康に配慮した労働時間削減目標を設定する」

  • 進捗管理

「目標と現場の進捗状況が常に連動するように管理を行う」

「目標達成が、現場だけでなく会社全体にどのような影響を与えるかを常に意識する」

 

5. Time-bound(期限)

目標には明確な期限を設けます。

期限があることで計画的に行動しやすくなり、達成への集中力が高まります。

例えば、「6ヶ月以内に新規顧客を50人獲得する」といった具体的な期限付き目標が効果的です。

  • 目標設定

「〇年〇月〇日までに〇〇工事を完了させる」

「毎週〇曜日までに、〇〇の進捗状況を報告する」

  • 進捗管理

「マイルストーンを設定し、各工程の期限を明確にする」

「遅延が発生した場合、リカバリープランを立て、期限内に完了させるための対策を行う」

 

SMARTの法則のメリット

  • 目標が明確になり、関係者全員が同じ方向を目指せる

  • 進捗状況を客観的に把握し、問題点を早期に発見できる

  • 達成可能な目標を設定することで、モチベーションを維持できる

  • 期限を設けることで、計画的に業務を進められる

  • 従業員の評価を公平に行う事が出来る。

 

これらの活用事例を参考に、施工管理における目標設定、進捗管理、評価にSMARTの法則を役立てる事で、より効率的で高品質な施工管理に繋げることが出来ます。

いかがでしたでしょうか。

目標が明確になると、個人だけでなくチーム全体の業務がスムーズに進みますね!ぜひ活用してみてください(^^♪

 

施工管理を今から目指す方も、経験がおありの方も、ぜひビリーブで活躍してみませんか?

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